ZOOMという名の危険ソフト

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 評論家の大高未貴さんが兼ねがね警告を発していた。 ZOOMというアプリの危うさについてのことだった。セキュリティの甘さと、スパイ・ウェアをインストールすることが可能なバグがあちこちにあるというのだ。
 アメリカのレティシャ・ジェームス司法長官はZOOMは「セキュリティーがないに等しい」と発表、国家安全保障局に在籍していたハッカーのパトリック・ウォードルはユーザーのパソコンをハッキングすることが自由にできると発言、IT系サイト「マザーボード」はユーザーのメールアドレスが自由にとりだせると発表した。
 その結果NASAはZOOM使用を全面的に禁止、アメリカの政府関係機関もいっせいにZOOMの使用禁止にふみきっている。
 折からのコロナ騒ぎにのってZOOMサロンだの、ZOOMによる学校教育など急激に需要がふえ、なかにはZOOM使用することがとても良いことのようにカン違いしている向きがある。
 会社の経営会議でも、子供の教育プログラムでもすべてツツヌケで、どこかの国のスパコンにしっかりと保存され、ある時愕然とすることのないように気をつけねばならない。
 ZOOM飲みとか、ZOOMキャバとか、随分と恥ずかしいZOOM使いだし、みんなで手の洗い方などで歌ったり踊ったりしている隣りの国民をみれば、何処かの国の共産党は今こそ領土侵攻のチャンスととらえるかもしれない。
 ZOOMキャバにお勤めのオネェチャンは、お店とは異なり、アフター(同伴外出)に付きあわなくて済むし、身体も指一本触られないから楽ちん、バーチャル背景を使えば、自宅もばれないしコロナ様様なの、といってられたが、そんなリモートサービスでいつまでも下品な酔っ払いが満足する訳もなく、いつかとんでもない事件がおきるような気もする。
 ワンクリックでシャンパンをおごるおじさんと、エア接待のZOOMキャバ嬢のエロ風味のサービス合戦がどんな決着をみるのか、興味はつきない。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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