•  「小宮悦子」もそろそろ老朽化してきたし、いよいよつぎは「河野明子」と期待していたテレビ朝日の幹部は、30歳になってこれからが使い時と考えていた矢先、見事に「河野明子」にコケにされた。 一見お嬢さん風…

  •  この正月各紙の三面トップは日比谷公園に開設された年越し派遣村だ。 大企業の派遣打ち切りで、仕事と家を失った人達のための臨時炊き出しテント村、連日300人以上が集まり命をつないでいるという。 小泉・竹…

  • 玉三郎のわがまま

     師走の京都で玉三郎の評判が悪い。恒例南座の顔見世興行の舞台が原因だが、おおむね素人衆に人気のある玉三郎や勘三郎は、歌舞伎を日常的にみてきた都の人々には受けない。「あの方はなにをやっても玉三郎やから、…

  • 足にさわった女

     今年の心の墓銘碑は、映像の師である市川崑監督だ。大学卒業の年1952年「足にさわった女」の作家として意識した。戦後の貧しさの中で「ナイロンの靴下」はアメリカ文化と女性のお色気の象徴であったそんな時代…

  • 時代と寝た飯島愛

     事故死・孤独死・変死・病死…あらゆるひとり死のタイトルが打たれた飯島愛の死だった。「芸の能力のある人がいるから芸能界なんで、あたしはなんの能力もないから芸能界にいちゃいけないんだよね」過ぐる時、彼女…

  •  不動産がはじけた。自動車がつぶれた。そしてついに新聞の倒産がはじまった。ロスアンゼルス・タイムス、シカゴ・トリビューンそしていくつかのTV局、野球大リーグ カブスを所有していたアメリカ西部のメディア…

  • 悲しみのSCANDAL

    最高に美しく最高に魅力的な女たちの物語と、TBSが生野慈朗、井上由美子を投入、鳴り物入りで始まったドラマSCANDALは近年まれにみる駄作だった。なにより悲しかったのは、ひそかにファンであった鈴木京香…

  •  金欲物欲がスカートをはいて歩いている……神田うのという自称女優が、すぐる年パチンコ業界の、青年実業家と結婚した。 新婚旅行はドバイの一泊250万のホテルよ。と豪語してたが、アメリカ発の世界大不況は、…

  •  キャデラック、ムスタング、リンカーン、シボレー、ダッチ……若い頃憧れたアメ車だ。あの頃もてる為の小道具として必要条件だったような気がする。頭をポマードでかため、ロックンロールの音量をいっぱいに上げ、…

  • 携帯は不作法だ

     橋本知事が小中学校への携帯持ち込み禁止を提案した。大賛成だ。携帯が必要な子供のライフスタイルなんて考えられない。携帯を持たせないと不安だという親のほうがよほど不安である。携帯を手にした子供は、ただち…


プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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