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このところメディアに話題を提供しているのは、女性が圧倒的に多い。 男性では官僚直属総理大臣、なぜか嫌われる小沢一郎、その他である。 中学生自殺事件の大津市市長越 直美が、まず注目を集めた。従来型市長…
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亀治郎が四代目市川猿之助を襲名した。 いまもっとも油ののった時かもしれない。歌舞伎はもちろんのこと、映画、テレビ、演劇、朗読とあらゆる方向にアンテナを張って活動している。亀治郎大博覧会にいたっては、…
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夏といえば、ハワイ、沖縄が定番だったが、ハワイは芸能人の正月に奪われ、沖縄はオスプレー墜落の恐怖に関心をさらわれ、夏休みの話題はすつかり隅においやられている。 電力不足でクーラーもままならず、とりあ…
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3.11以来「きずな」「絆」と「絆」が、世論を覆い尽くしていたが、このところロンドン・オリンピックを前にして登場してきたのは、「感動」「感動」。 「みんなに、感動をとどけます。」「感動をあたえられよ…
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舟橋聖一という小説家らしからぬ不思議な名前の作家に注目があつまっていた。 純文学よりは風俗小説家に近く、戦後まもない文壇にあって、東大出のそこはかとないエロティシズムにみちた作家だった。 彼の作品を…
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結婚式といえば、プリンセス・ラインや、マーメード・ラインを身にまとい、ヘッドドレスで顔をかくし、フラワー・ブーケを手に、バージン・ロードを歩んでくる花嫁さんが主役と、長い間思い込んできたが、当世ブラ…
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山田五十鈴は2012年7月9日、95才の天寿を全うした。 新聞やテレビには、最後の大女優とか、稀有の大女優と賛辞が並んでいるが、彼女を語るとき、彼女の男の歴史なくしては、語ることは出来ない。 新派の…
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異常にレースが流行っている。 パンツの裾からレースがのぞいている。キャミソールはレースの縁飾り全開、Tシャツの襟にもレースがある。レースを重ねたフランス人形のスカートそのままに七分丈をはいている。超…
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金鳥の夏よりは、浴衣の夏が、いかにも日本の夏のように思える。 夏まつりの参道には浴衣がいちばん良く似合うし、浴衣をきちんときこなした母と娘が、団扇を背にさして金魚掬いなどしていると、即良き時代の昔に…
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東松山にある原爆の図 丸木美術館にいってきた。 戦後、岡本太郎さんらと前衛芸術の道を歩んできた池田龍雄先生の展覧会を目的に埼玉まで久しぶりのドライヴだ。池田先生はとかく偏屈人の多い美術界にあって、い…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞