ミニストツプの冷凍ケースに入って、今日暑くね と呟いたバカのニュースに接したのは、最近だったような気がする。それ以後、ぞくぞくと類似行為がメディアを賑わすようになった。
ローソンのアイスケースに入ったバカ、線路に寝ているバカ、電車の棚に寝そべったアホ、ディズニー・ランドではビッグ・サンダー・マウンテンに立ち乗りしたバカ女、持ち込み禁止のUSJであえて持ち込んだ自慢の女子大生、宅配ピザの店員は、ピザ生地を顔いっぱいに貼り付けて「ピザって息できねぇ…」とつぶやいた。誰にもメイワク掛けてねぇし、いいんじゃねぇ というのが本人に言い分らしいが、想像力の欠如はいかんともしがたい。
やるほうは勝手だし批判するほうがおかしい、と発言したフジテレビは、一斉に攻撃され、さすが韓流テレビとへんな誉められ方をされてしまった。
餃子の王将では、ホストクラブが貸切、全員ハダカになって餃子?を食べている風景が投稿された。これなどは、ホストクラブの宣伝活動と判っているが、タべモノヤを舞台にしたところが、なんともオバカなのだ。
近頃の女たちの肉体の商品化に対抗し、男たちが団結して脱いだのならそれはそれで意味があるが、普段カラダの切り売りで、女性に仕えているホストが主役では説得力をもたない。
バカの自己顕示欲と、あほの常識のなさ、羞恥心の欠落が一緒になって、ツイッターやらブログの空間を暴れまわる。 情報化社会の明日を論じたとき、こんなにも大量のオバカが発生するとは、誰も想像だにしなかった。 シャメの簡易化、SNSの多様化、劇場型社会のあたりまえが、ますますこの国を変な方向に運んでいく。自由の開放から、そろそろ自由の規制に踏み込まないと、すべては間に合わなくなる危険がある。
IT空間のオバカな人々
コメント
1件のフィードバック
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この手の迷惑行為に対し、国ではなく民間のメーカー側からも、処分が下せるはずだと思います。
簡単に言えば、twitterのアカウント凍結(1年)とか、携帯のメールアドレス凍結(1年)等、ハッキリした処分を発表すべきと思います。
少なくともキャリアを販売する側でも、電波を悪用した迷惑行為と言う形で、電波法でもなんでもキッパリと対処出来る問題だと考ます。
もちろん成りすましで、違う携帯で同じ事をする可能性も考えられますが、相手は、クラッカーではないので、発覚した場合の処分も明確にすれば、かなり激減すると思います。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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