FIFA汚職体質の行方

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FIFA汚職体質の行方
 FIFA幹部らの逮捕劇続く。
 国際サッカー連盟の副会長2人を含む7人が贈収賄の疑いで逮捕された。ワールドカップ開催地をめぐる招致不正疑惑が発覚し、スイスの司法当局がアメリカのリンチ司法長官の要請に答えて実施したもので、サッカー汚職の慣行を終わらせようというアメリカ司法省の意図を明確にしたものだそうだ。
 リンチ司法長官は、はじめての黒人女性長官で、FIFAの汚職は永年続いてきた慣行でいま終りにしなければ、と意気ごんでいる。
 「数百万ドルの賄賂は当たり前、見返りを求めて永年つづいてきた恥知らずの汚職を、いまここで終わらさなければ」と非難、今後も捜査で追及する姿勢を示している。
 サッカーの総本山が信用失墜といっても、我々庶民に余りピンとこないのは何故だろう、と考えて見た。
 サッカーそのものが、著しい金券体質だから、今さら幹部が逮捕されてもあまりショックがないのだ。 毎年有名選手が、何億ユーロとか何十億ドルとか、の獲得合戦が話題になる。近頃のプロスポーツの金券体質は尋常一様ではない。なんでもかんでも金々金のとんでも体質なのだ。
 だから役員ごときの金では余りショックを受けない。
 スポーツは崇高な思想をもった人間鍛錬の原点というのは、絵空事に過ぎない。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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