パリ
の記事一覧
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ジュリエット・グレコが亡くなった。2020年9月23日。享年93才。 長い黒髪と黒ずくめの衣裳で、サン・ジェルマン・デ・プレのミューズ(女神)と呼ばれていた。 筆者の世代にとって、哲学とシャンソン…
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ルーブル美術館の収蔵作品の中で画学生たちにもっとも人気のある作品といえば、通称「摘ままれた乳首」である。 正しくは「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみられる肖像」。この作品は作者不詳…
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36才のジジ・ジャンメールを見た。 バレエではなくカジノ・ド・パリの舞台だった。 クラシック・バレエの技術をしっかりと身につけ、そのうえレビューでこれほどの魅力を発揮してくれるスターを知らなかった。…
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パリ11区シャロンヌ通りに住む友人Tomo & Yukiからのメールである。 夜8時になるとあちこちのアパートから拍手がきこえてくる。 お医者さん看護師さんその他大勢の医療に従事する人々への、感謝と…
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武漢コロナのお蔭で、パリからカフェが消えてしまった。 パリにとつてカフェは空気そのもので、街角からカフェが消えたらパリは生きていけない。 サルトルは「レ・ドウ・マゴ」の5階に住んでいたし、モディリア…
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カンヌの駅前からバスに乗ってグラースに向かった。 グラースは香水の都だ。 香水と言えば、マリリン・モンローがまとって寝たという「シャネルの5番」の時代だった。どういう弾みか「夜間飛行」等という香水に…
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パリの友人から分厚い届け物があった。 今シーズンのオペラ座バスティーユに於ける「蝶々夫人」のプログラムだ。彼女の手紙には、予想とは違った演出だったが、芸術の都パリの寛大さを感じた、とあったので、どん…
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須坂・田中本家博物館に於けるパリ帰国記念展がようやく終わった。 東京から、京都から、軽井沢から、長野から、北信濃から足を運んでくださった友人、知人の皆さんには感謝の言葉しかない。 北信濃夜間瀬でユニ…
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ノートルダム大聖堂の炎上は、江戸っ子にとっての浅草寺炎上よりも大きなショックだっただろう。 大聖堂のあるシテ島はセーヌの中州にあるパリ発祥の場で、教科書の第一頁に載せられた挿絵を見てフランス人は皆…
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何年振りにショパンの曲を沢山聞いた。「水芭蕉の人・中田喜直」をテーマに真理ヨシコさんがコンサートを開くことになったので、演出のおはちが回ってきた。あれこれと話し合っているうちに、「喜直さんはとてもシ…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞