自然
の記事一覧
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「土地の人工化」……日本では聞きなれない言葉だ。 自然の姿の土地に手を加え、形を変えてしまう。例えばコンクリートで固める、あるいはアサファルトを引いて道路にしてしまう等、土地を自然から引き離して加工…
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21世紀最大の凶悪ヒグマといわれてきたOSO18がようやく駆除された。 このヒグマは2019年7月に目撃されて以来、もっぱら乳牛を獲物にし、30頭以上の乳牛の命を奪ってきた。釧路湿原のある標茶町や厚…
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8月16日午後、不幸にも東京駅に遭遇した。 台風、ゲリラ雷雨、線状降水帯、竜巻など次々と襲い掛かる異常気象に東京駅はかって経験したことのない次元の違う混雑に見まわれていた。 駅の構内は、ホームも、階…
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梅雨のあいま、デスクの前の窓ごしの景色、純白のやまぼうし…山法師の花が突然に美しい。 夏前の憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれる。となりの赤紅葉が、山法師に仕えているがごとくに山法師の白い花をひきたてる。…
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「やさしい」「よりそって」「褒めて育てる」とか、われらの少年時代には想像もできなかった。 おかげで警官に銃を向けたり、友人をコンクリート詰めにしたり、白昼銀座の宝石店に押し入ったり、話題は狂暴な犯罪…
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能登半島最先端の地震について、地震研究家の偉い先生が解説していた。地下の流体がなんらかの原因で動いたとしか考えられません。「流体って?」高温高圧の地下水のことです。少し前は「トラフとか、プレート」って…
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いまイギリスで流行っているもの…… それは愛されるゲリラ活動、「ゲリラ・ガーデニング」だそうだ。 公共の公園であっても人の都合、予算の都合で荒れ放題、こうした公園をめがけてシードボム(植物の種子を集…
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明日は立秋である。 「暑中お見舞い」は「残暑お見舞い」になる筈だがいっこうに暑さは収まらない。 東北三大祭りはなんとか終わったが、線状降水帯とやらの気まぐれでアチコチがとんでもない被害にあっている。…
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本郷西片町のこども時代、夏が近ずくと楽しみは「風鈴やさん」だった。 赤門前のダルマに「氷」の旗がたつと、風を受けた氷旗のひらめきの向こうに、風鈴の音がきこえた。 梅雨のあけるのと一緒に路地の向こうか…
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この時期になると、ホトトギスの鳴き声が待ち遠しくなる。 ホトトギスは郭公ともいい、時っ鳥ともいうが文字にすると「不如帰」が好きだ。 湯川に小さな鮎解禁の旗がたつ頃、カッコーの声が聴こえてくる。 軽井…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞