京都
の記事一覧
-
突然にやってきた予想外の暑さに、渡月橋を歩く観光客の外国人もかなり困惑していた。 12時の予約に少し早くついたので、二軒上の文華館のテラスでしばしの汗を拭い、静謐に打ち水された嵐山吉兆に伺った。 昼…
-
都倉俊一は23代文化庁長官である。 都倉俊一はポップスの作曲家として、ペッパー警部やSOSなど数々のヒットソングを作ってきた。 都倉俊一はこの国の作曲家として、恐らくナンバーワンのルックスを供えてい…
-
祇園甲部の歌舞練場が7年間の時を経て、ようやく新開場を迎えた。 この春の都をどりは久しぶりに祇園甲部のまんなかにもどって、花街の伝統、習俗と密着した「をどり」となることだろう。 歴史ある歌舞練場にそ…
-
嵐山の吉兆さんからはいつも2月4日の立春にお年賀を頂く。 文面は先代創業の書になる「立春大吉」である。 暦のうえでは今日から春なので24節気に始まる日本の季節感としてはけだし当然のことなのだが、明治…
-
「菜の花畑に入り日薄れ……」と高野辰之が歌ったのは北信州の早春だつた。 北信州の人達は菜の花畑の情景は眼にやきついているが、菜の花漬の旨さをしらない。 春の香りとほろ苦さを競って味合うのは京都の人達…
-
祇園祭の山鉾巡行が三年ぶりに都大路を練り歩いた。 そもそも流行り病の退散から始まった祇園祭なので、コロナ禍の三年間じっとして巡行しなかったほうがおかしい。 コロナだからこそやるべきだった。 …
-
今日16日は五山の送り火……大文字の日である。 京都では「大文字さん」と呼び、夏の終りにおしょらいさんを浄土にお送りする行事ととらえているが、箱根あたりで「大文字焼き」とよぶ風習には嫌悪感を持つ人が…
-
例年ならば今日は山鉾巡行の日だ。 都大路はヘンテコな浴衣姿に溢れ、一力さんでは祇園舞妓全員出そろってお茶の接待をする。 夏越しのエネルギーに溢れた京都の夏の訪れだった筈が、中国コロナのお蔭で都も町衆…
-
京都人よりも古く京都に住んでいた人のことを賀茂人という。その賀茂一族の氏神様が上賀茂、下鴨の二つの神社である。 山城の国一之宮が世界遺産上賀茂神社という次第。そして上賀茂神社大鳥居の前に頑張っている…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞