京都
の記事一覧
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ちいさな旅行に加担した。予算をしぼり、コスパ100%の旅にしたいという要望である。 成田山新勝寺なら、印旛沼、利根川の都合から「うなぎ」一本で決められる。 信州善光寺なら宿坊の精進料理という考え方も…
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「都をどり」が150回の記念公演を迎えた。奇跡の150回である。 日本人が誰も見たことのなかったレビュウ形式の舞台を明治の初めに創った。 それも祇園町の井上流の舞だけで構成された。出演者も300m四…
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今日壱月十三日は「初寄り」の日だ。 祇園甲部の芸妓、舞妓全員が新門前の井上流家元の稽古場に集まる。 女紅場と呼び、馴染んでいる「祇園女子技芸専門学校」とともに、井上流家元の稽古場は彼女たちにとって重…
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一月七日、祇園甲部の始業式である。 あちこちの置屋さんから、黒紋付の正装に稲穂のかんざしをつけた芸妓、舞妓が、歌舞練場に集まって来る。 正月を故郷で過ごしたり、短い海外旅行を楽しんできたり、思い思い…
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夏の訪れは「あゆ」という人と「はも」という人がいる。 鮎も鱧もいずれも夏の季節感に充ちているが、鮎は田園風景を写すが、鱧は町屋とか粋な料亭がよく似合う。 プレバトの炎帝戦をみていたら10の優秀句のな…
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この朝、仕立て下ろしの浴衣を着て祇園甲部の芸舞妓一同、八坂神社に「おせんど参り」をする。 お千度ときけば、お百度参りを連想する人がいるかもしれないが、いっぱい、沢山、度々の言霊(ことだま)であり、象…
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ようやく「かき氷」の季節がきた。 「かき氷」は平安時代からあったそうだが、庶民には手のとどかない高級品だった。 清少納言枕草子には「あてなるもの…甘蔦(あまずら)をかけた削り氷」とあり、御所に奉仕す…
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京都に「涼菓・浜土産(はまずと)」というお菓子がある。 浪の磯辺にてとれた蛤に、寒天と砂糖などで作られた琥珀羹を流しいれ、真ん中に浜納豆を一粒、しっかりと蓋をし、昔ながらの磯馴篭(そなれかご)にいれ…
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恒例のごとく夏が近ずくと、奥嵯峨の平野屋さんから鮎だよりの提灯が送られてくる。 コロナの3年、鮎とも疎遠になっていたことにきずく。 宮崎の高千穂峡、奥飛騨の谷あい、千曲川の上田とあちこちで鮎はたべて…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞