文化
の記事一覧
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映画「翔んで埼玉」が話題を呼んでいる。 東京のお隣にありながら、長いこと「ダサイタマ」などと揶揄されてきた。がここへきて郊外都市としての利便性や、埼玉県の以外な文化の重層性が注目され、そのビミョウな…
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何年振りにショパンの曲を沢山聞いた。「水芭蕉の人・中田喜直」をテーマに真理ヨシコさんがコンサートを開くことになったので、演出のおはちが回ってきた。あれこれと話し合っているうちに、「喜直さんはとてもシ…
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ワイドショーの高名なキャスターが、「これは凄い、文化の歴史が変わりますね」 一体なんだろう?そんな凄いことが起きるなんて。余程の新発見かな、とみていたら、芸大教授のなんとか先生がこのたび発表するのが…
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2月14日が近ずくと、いたわりのメッセージが届く。 「いつまでも元気でいてください。」「健康に気をつけていいお仕事をしてください。」老人にたいするいたわりの心情が届く。とても有り難いが、同時に情けな…
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春になると、滝廉太郎の「花」のメロディを思い出す。 幼い時に度々連れていかれた隅田川の情景が、しっかり脳裏に埋め込まれているせいだろうか。上り下りの蒸気船が川面をにぎわしていたし、隅田堤は桜の芽吹き…
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花見小路はこの夜、外国の観光客とカメラおじさん、何事が起きるのかと興味深々のお上りさんで込み合っている。 お茶屋の座敷に上がって楽しめばいいのだが、そのあたりの遊び方をしらないのと、懐ぐあいが間々な…
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お正月の遊びに「福笑い」というのがあった。 大きな紙におかめさんの顔が印刷してあり、その顔には、眉や眼や鼻、口がなかった。目隠しをして目や鼻や口を手探りでおいていく、という単純な遊びだったが、外の風…
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我が家には「大寒の水」というしきたりがある。 大寒の日の水を毎年入れ替えなければならない。器は酒の一升瓶のカラになったのが3本。一本は皇室御用の「惣花」の瓶、次の一本は表千家而妙斎御銘の「松の翆」、…
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芥川賞・直木賞2018が目出度くきまった。 いまや文学賞の古典として位置ずけられるふたつの賞だが、このふたつの賞作品が売れるとおもってはいけない位出版界は暗黒の時代を迎えている。 時代は本を読まなく…
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ようやく海老蔵が13代市川團十郎を襲名することになった。 松竹の規定路線で襲名そのものはそんなに珍しいことではない。先代団十郎が亡くなって早6年、団十郎の名跡がみられないことに江戸っ子は寂しい。あち…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞