文化
の記事一覧
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銀座といえば、銀座の柳をかたく信じている人々がいる。 が残念ながら銀座の柳は、東京五輪をめざして銀座のカツラに生まれ変わったのだ。銀座一丁目から八丁目まで140本が、カツラの木になった。 カツラは落…
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江戸時代には絵草子屋が中心になって、疫病退散のアマビエ様が市中に氾濫した。 令和の今では、アマビエ酒、アマビエチャーム、アマビエ人形、アマビエ鉛筆、京都聖護院の「アマビエ八つ橋」と百花繚乱だが、この…
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例年のごとくサラリーマン川柳の中間発表があった。 多いに笑ったのは🔟番の作品。 「 YOASOBIが 大好きと言い 父あせる 」 テンピ デスクは「どこが面白いんですか?」怪訝な顔をしている。 こ…
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“ 風花へ しゅぱん しゅぱんと ゴム鉄ぽう 森口瑤子 2021冬麗戦大賞 素直で瑞々しい感覚があふれている。いかにも森口瑤子らしく鼻のあたまを赤くして、降り始めた雪ん子に向かってゴム鉄…
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オリンピックの魅力も色褪せ、いまやオリンピックは開催しなくていいという人が、過半数をこえたといわれている。 どんなに優れたアスリートも、コロナの前ではひとたまりもなく、肉体の脆さをまざまざと見せつけ…
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高嶋ちさ子の破壊的な率直さ、物言い、豪放磊落ともいえる個性は、いままでみられなかった魅力である。 彼女が出ていると爽快さがみなぎり、まわりの男たちに負けない頼もしさが広がる。いかにも業界人といった父…
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ちかごろ不思議なメークをした若者を見かける。 名前はMATTとか、NOLAとか、ユースケとか、日本人をかくしたいのか、それとも異人種なのか、名前ではなにも分からないのが特徴である。 こうしたセカン…
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寺山修司に再会した。 中田喜直没後20年の記念コンサートで、かってお二人のつくった作品「男と女のモノローグによる詩的オラトリオ・木の匙」の演出としてのこと。 喜直先生の作品とは昨年真理ヨシコ・コンサ…
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買物マニュアの女子アナと、生活感のない金髪青年が、朝のテレビでワイワイやっていた。 老人社会になって「買い物弱者」が増え、大変だというのが話題の中心、そこに山間僻地の移動スーパーが登場し、これこそ買…
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フランスとアラブ諸国の関係に危機が迫っている。 マクロン大統領は「表現の自由は絶対に守らねばならない。なぜなら1789年のフランス革命以来我々が血の代償を払って手に入れたものであるから。風刺や批評を…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞