文化
の記事一覧
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宴会の余興に「セクシー田中さん」または「セクシー・フィリッピン娘さん達」を呼んで楽しむということはそんなに珍しいことではない。 多分ホテルの用意されたメニューに、カラオケ用の田舎バンドや手品、歌謡曲…
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津軽・五能線五所川原のとなりに、鶴が大きく羽根を広げたかたちの陸奥鶴田駅がある。一日の駅利用客は200人前後。 リンゴ園、ブドウ園、そして田んぼ、民家はちらほらとあるが、主役はうしろの岩木山である。…
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「都をどり」が150回の記念公演を迎えた。奇跡の150回である。 日本人が誰も見たことのなかったレビュウ形式の舞台を明治の初めに創った。 それも祇園町の井上流の舞だけで構成された。出演者も300m四…
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黒石寺の蘇民祭が来年から無くなります。 住職がたんたんと報告している。住職の表情にはこの祭りを継承できない残念さも口惜しさも読み取れない。おそらく住職の脳裏には祭りを施行するにあたつての面倒臭さだけ…
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朝ドラの福来スズコを見ると悲しくなる。 あまりにもあの笠置シヅ子と違う。 笠置シヅ子が焼跡のなかの日劇に登場したとき、人々は彼女の率直で開放的なバイタリティに圧倒され、敗戦と貧困にあえでいた荒野に…
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国連事務局と国際司法裁判所では、英語とフランス語しか通用しない。 中国語は13億5000万人近くの人々が使用し、言語使用人口としては世界一なのだが、公用語としては僅か5ヶ国しかなく、英語の46ヶ国フ…
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昨年5月には76歳の段四郎が自殺した。そして9月には兄の猿翁が83歳で他界した。 段四郎の長男猿之助は、自殺ほう助の罪で逮捕され、起訴、判決後、執行猶予の身で謹慎中である。 この不幸のさなか、香川照…
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シアワセの真っただ中にいる新婦が、友人めがけて「ついてらっしゃーい!!!」と投げるのが、ブーケ・トスである。受け取った参加者はこれで私にもシアワセがやってくる、と納得する。おなじみの教会式結婚式であ…
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2024年の軽井沢ぶんか組は「いま 俳句の時代」……一茶と山頭火 と題して開きます。 前半では江戸町衆から農民のものであった俳諧のむかしから、明治を迎え俳句となり、近代の自然主義思想やモダニズムにも…
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今日壱月十三日は「初寄り」の日だ。 祇園甲部の芸妓、舞妓全員が新門前の井上流家元の稽古場に集まる。 女紅場と呼び、馴染んでいる「祇園女子技芸専門学校」とともに、井上流家元の稽古場は彼女たちにとって重…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞