アート
の記事一覧
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コロナ・パンデミックのなか、世界中の美術館やギャラリーが困難に直面している。 オンラインで工夫してやっているところもあるが、個人とアートとの直接対話を主題として成立している美術館ビジネスでは、自己否…
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ルーブル美術館の収蔵作品の中で画学生たちにもっとも人気のある作品といえば、通称「摘ままれた乳首」である。 正しくは「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみられる肖像」。この作品は作者不詳…
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「おいしい浮世絵展」が六本木で開かれている。 浮世絵という庶民のための版画だから、そこに「おいしい」シーンが描かれていて当然だが、いままで「おいしい」視点で集められた版画展をしらない。 つい最近も今様…
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いまひどく神経質なのが著作権というお化けだ。 この国ではあらゆるジャンルに先駆けて、音楽著作権が確立した。かっては映画スターという種族が豪壮な家に住んでいたが、いまでは音楽著作権に保護されている人々…
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茅葺の小さな農家の窓があいて、おばあちゃんがじっと外をみつめていた。 北関東の静かな農村地帯に突如として都会の若者やら、スポーツカーのカップルが押寄せた。こんなに多くの人を見たのは、おばあちゃんの一…
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「アドリア海の女王」という言い方に惹かれたし、「水の都ベニス」そんな呼び名にも惹かれて、数回のヴェネチア行があった。ヘミングウェイの常宿でもあった五つ星+Lのグリッティパレスの朝食に憧れて、大運河か…
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初めて「村山槐多」の奇作にであったのは、信濃デッサン館だった。 作家水上勉さんの子息・窪島誠一郎さんが自費で建設した美術館で、夭折した作家の作品を集め、信州別所平の山懐にシックなたたずまいをみせてい…
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愛知トリエンナーレとは、税金を使って日本人と日本の歴史を貶める祭事とは知らなかった。 芸術の名をかりて「従軍慰安婦少女像」を展示するなど、主催者の神経を疑う。少女像は韓国の反日運動のシンボルとして、…
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須坂・田中本家博物館に於けるパリ帰国記念展がようやく終わった。 東京から、京都から、軽井沢から、長野から、北信濃から足を運んでくださった友人、知人の皆さんには感謝の言葉しかない。 北信濃夜間瀬でユニ…
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桃の花が山あいをそめている。 目の前に広がる白い花はりんごの花だ。とおくにみえる黄色い絨毯は菜の花の知らせ。そんな北信州の景色をわけいって須坂にいってきた。 豪商の館田中本家博物館までいってきた。 …
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞