アート
の記事一覧
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軽井沢に藤田嗣治作品に特化した美術館ができた。 安東美術館という個人コレクターの想いの結晶である。軽井沢にはすでに、作家個人に特化した美術館はいくつか存在するが、ここまで充実した美術館はない。 乳白…
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日本人女性初めての西洋画家、ラグーザ玉は、コスモスが結んだ恋から生まれた。 明治9年芸大の前身、工部美術学校が開校、そこに学んでいたのが芝・金杉の清原玉という女性だった。 教師としてイタリアから来て…
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尾上流家元となって11年、外部での振付、活躍はずいぶん拝見してきたが、ご本人の発起によるリサイタルは初めてのこと。 この日、国立の大舞台にのった四つの演目は色々な意味で興味深かった。 たまたま幕間を…
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初めてのフランス、ムーラン・ルージュへ行く前、筆者のなかのパリは、ラウル・デュフィだった。 デュフィの描くフランスこそが、フランスであると夢想していた。 戦後の荒廃した東京にいて、バラ色の人生、黄色…
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パリの友人イノツメ夫妻からメールが来た。 先週ブルスド・コメルス美術館に行ってきた、という便りだった。素晴らしい写真がそえられていた。 写真の紹介もかねて、コロナ禍のさなかにオープンしたパリの美術館…
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さかのぼること30年、茨城の田園地帯に突如、直径8、7m、高さ6mの巨大な傘1340本建てられたてられた。 北茨城の田んぼが一夜にしてアートと化した。 茅葺きの小さな農家の小窓から老婆が顔を出し、ど…
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パリのギメ美術館は、戦後ルーブル美術館の東洋部門がそっくり引越し、現在ではルーブルの東洋美術館として機能している。 そのギメ美術館でいま開催されているのが、「広重の雪景色と川端康成の雪国」をテーマに…
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瀬戸内海に浮かぶ直島といえば、島中アートの島として有名だ。 安藤忠雄デザインの地中美術館だったり、リューフォン美術館、あるいはベネッセ・ミュージアムなどの美術館と、あちこちに野外オブジェなど置かれて…
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テレビに気象予報士という人々が登場するようになって、梅雨を楽しむということが無くなったような気がする。 少年期、菜種梅雨から五月雨もすぎ、梅雨を迎えるころには、「雨ふりお月さん」とか、「城ヶ島の雨」…
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印象派美術館として日本人に人気のあるオルセー美術館が、近々改名することなった。 昨年12月に亡くなったジスカール・デスタン大統領の名前をつけることになったと、パシェロ文化相から発表された。 そもそも…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞