食
の記事一覧
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ちいさな旅行に加担した。予算をしぼり、コスパ100%の旅にしたいという要望である。 成田山新勝寺なら、印旛沼、利根川の都合から「うなぎ」一本で決められる。 信州善光寺なら宿坊の精進料理という考え方も…
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坂道をのぼるとそこに山の上ホテルがあった。 「来週は町田にいないから、駿河台の山の上ホテルに来て」 遠い冬の日の午後、遠藤周作さんに告げられた。明治大学に通っていた人にとっては、隣の旅館のようなもの…
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シアワセの真っただ中にいる新婦が、友人めがけて「ついてらっしゃーい!!!」と投げるのが、ブーケ・トスである。受け取った参加者はこれで私にもシアワセがやってくる、と納得する。おなじみの教会式結婚式であ…
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「日付け以外はみな誤報」と揶揄されてきた東京スポーツ新聞社……が見事に再生されつつある。 新聞が売れるようになったのではない。餃子販売が一億の大台にのったのだ。 本気です!!! ニンニクマシマシ …
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いま旅行会社の旬の企画は、「○○放題」だそうである。 いかにして欲望放題のユーザーを満足させるか、そのことに全神経を集中させて旅行会社の企画マンは全国を走りまくっている。 とくに女性相手のツアー企画…
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いつもの伊那民俗を開いた時、「七十五膳供え」の字が飛び込んできた。 はて最近に何処かで七十五という数字を見た。岡山・吉備津神社に室町の頃から伝わる「七十五膳据神事」のことだ。 日本各地にある七十五膳…
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ことの起りはこうだ。 中国で今、肺炎マイコプラズマが流行っている。ついこの間の「コロナ騒動」だけは絶対嫌だ。それにうちの女房は身体が弱いし、謎の細菌症のもとにでもなったら大変とばかりに、とりあえず「…
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「今年の一皿」に決まったのは「ご馳走おにぎり」、おにぎりという瑞穂の国始まって以来の国民食が公式に認められてとても嬉しい。 インバウンドの外人観光客が口を揃えて「らーめん、らーめん、おいしいよ」とい…
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久しぶりの友人と食事をすることになった。 祇園一力のもてなしと吉兆の料理をめざして始めたという和風ファミレスが近頃話題になっている。群馬を中心に長野にも進出してきているというので、行かねばなるまいと…
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美術館やギャラリーの新しい展示が始まる前夜のパーティのことを「ベルニサージュ」という。 パリジャンやパリジェンヌ達は、ベルニサージュが大好きなのだ。毎週あちこちのベルニサージュに出かけるアートマニュ…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞