日記
の記事一覧
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長野に祇園祭が返ってきた。喜ばしい。 立派な奉納芸屋台をいくつも持ちながら、善光寺の風下に安住して、祭のカロリーを失っていた。 善光寺の御開帳に合わせた屋台巡行でなんとかごまかしてきたが、弥栄神社の…
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先斗町の料理屋からせり出した川床は別世界に見えた。いつかあの川床で、鴨の川風に当たりながら優雅なひと時を送りたいと念じていた。長じてぼんぼりに囲まれた床で芸妓遊びなどしても、さしたる感興はなかったが…
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とても珍しいコンサートを聞いた。田舎ではほとんど触れることのない現代音楽と詩、俳句をテーマにした音楽会だ。パリでお世話になったピアニスト、ノゾミ・フロリオさんと蔵野蘭子さんの演奏だ。 「音楽とポェジ…
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窓の外には必ず二宮金次郎の銅像があった。幼心に勉強しなければ、といつも教えられた。 蛍の光窓の雪、自然の光と共に学ぶという当たり前のことを二宮金次郎という銅像を通して絶えず教えられた。蛍光灯どころか…
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従軍慰安婦で散々、日本に毒ずいてきた韓国の朴槿恵大統領が、少々困っている。 朝鮮戦争当時、米軍慰安婦として狩り出された122人の韓国女性が゜、政府を相手取って国家賠償訴訟に踏み切ったのだ。「歴史と向…
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松本の町にずらりと幟がはためいている。中古車センターの幟よりはずっとましだ。「松本大歌舞伎」とある。歌舞伎を見たことのないあらかたの市民はころりと騙される。わが町に大歌舞伎がくる。この際大歌舞伎なる…
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いい歳をした男が人前で号泣する。 ときにその涙に純粋な悲しみや悔しさが宿る場合もある。がこのところメディアを賑わしている号泣は、だいぶ異なる。 47歳にもなった兵庫県県会議員野々村竜太郎が、見事に取…
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「サマーバレンタテインって何ですか」「七夕まつりのことです」「まあ、素敵…かっこいいですねぇ」 ワイドショーのレポーターとデパート店員の会話である。有名女子大を出たであろう女子アナのレポーターは、その…
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「女性が輝く日本」へ、実に真っ当なキャツチで、さすが安倍首相と信じていた。 ところが聞こえてきた話はだいぶ違う。 年金財政の赤字を救うのに残された手段は、専業主婦を働かせて給料から保険料を徴収したいの…
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新国立劇場でのオペラ「おしち」以来の東京だつたので果たして来てくれるだろうか、と少々不安だった。梅雨時の真ん中で、いつドカ雨が来るか判らない。銀座4丁目という絶好の場所に新しく出来たギャラリーだったが…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞