日記
の記事一覧
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プレ金の昼下がり、劇場はマスク、マスク、伊達マスクの波だった。 そこは劇場というより、大病院のホールにしか見えない。 女たちのマスクに対する執着は異常、人前に出てくるな、と言いたくなる。 海の向こう…
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三度びお会いして 四度目の逢瀬は恋になります。 死なねばなりません。 それでもお会いしたいと思うのです。…… 泉鏡花の同名小説「陽炎座」は鈴木清順監督の絢爛たる映画術が頂点…
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「開場まで後10分程でーす!」 「列に並んで、はみ出さないようにして下さーい!」 「ほら、そこの人、歩道にはみださない! 」「列をまもってくださーい!」 「間もなく開場になりまーす! 観覧券は各自一…
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このところ芸能界の揉め事が多いような気がする。 ほされた能年玲奈、センテンススプリングのベッキー、ゲス不倫の川谷絵音、SMAPの解散騒動、清水富美加の出家引退、細川茂樹の裁判沙汰、水面下に隠れている…
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車のラジオから、不思議なアナウンスが流れてきた。 いよいよこの24日からプレミアム・フライデーが始まります。皆さんはお買い物、旅行の計画は立てられましたか。 何を言って居るんだろう。この糞寒い中で旅…
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ウィーン国立歌劇場の大晦日は、恒例のオペレッタ「こうもり」が上演される。 そして年が明けると、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の御存じニューイヤーコンサートである。 あの誇り高い国立歌劇場がこの「…
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一生に一度の筈の結婚式を貸衣装で挙げるとは、と旧世代を怒らせたのはついこの間のこと。貸衣装というビジネス・モデルが当たり前となり、両親も親族も友人たちもみんな貸衣装で間に合わすというレンタル時代にな…
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そろそろ春の足音が聞こえてきた。 立春のあと、カワウソが漁を始めるころというのを、獺祭といったらしい。 杜氏のいらない酒作りをして評判になった岩国の旭酒造、その銘柄から「獺祭」という文字に出会ったが…
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テレビ局を辞めたのち、演出事務所は本業だったが、グループにはCMの制作プロダクション、ふたつのモデル・クラブをもっていたことがある。 演出事務所はテレビ番組の制作、オペラ、ミュージカル、演劇の演出か…
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今年もヴァレンタイン・デー…チョコレートの日がやってきた。 81歳のキューピットからは、ピェール・マルコニーニが日本にきてつくったという、有り難いチョコをいただいた。チョコは恋人同士だけではなく、老…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞