日記
の記事一覧
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20世紀最高の振付家モーリス・ベジャールの後継者ジル・ロマンとその仲間達のドキュメンタリー「ベジャール、そしてバレエはつづく」を見て久しぶりに涙した。 1960年5月14日マチネーのパリ・サラベルナ…
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「ユニクロ栄えて国滅ぶ」などと盛んに世論をあおって注目されている女性エコノミストがいる。アパレルから食品まで、値下げ競争に加わっている企業をひとまとめに「自分さえ良ければ病」におちいっていると非難す…
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「アナリスト」「コンサルタント」いずれも当世の若者達にとって、人気抜群の職業だそうだが、我々世代からみると不思議な職業である。永い間得意ジャンルに生きてきた会社がいきずまり、アナリストやコンサルの助…
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「ジミー」とは天皇明仁の綽名だ。闘いに負けた日本の皇太子の教育係として、アメリカが送り込んだ英語教師バイニング夫人がつけたニックネーム、それが「ジミー」だった。昭和23年12月23日、ジミー15歳の…
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12月1日に始まり12月23日に13の集落を巡ってようやく終わった。南信州遠山郷に伝わる「霜月まつり」だ。師走の声が聴こえてくると血が騒ぐ。30時間夜通しの「寒い、眠い、煙い」の難行を強いられるのだ…
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蓮肪があちこちで憎まれている。舌鋒するどく「なぜ一番を目指しているんですか。二番じゃ駄目なんですか。」事業仕分けのあの会議の席での彼女の身振り表情が、この国のなあなあ文化に馴染まないのかもしれない。…
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賀茂川べりの紅葉も落ちて、南座の正面に「まねき」が上がると、京の街には役者の評判が立つ。「来年はこの役者衆が舞台を務めさせていただきます」という勧進元と名代のお披露目が十二月の顔見世だったが、いつし…
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いま日本のあちこちで街づくりが進んでいる。魅力的な顔を作ってすこしでも多くの観光客を呼び込もうという企み。海外視察をしたり、有識者を呼んだりと大変なことだ。 そんな騒ぎをよそに神戸はとても恵まれてい…
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半世紀前、空襲で焦土と化した東京、そこで芝居のできる劇場は三越劇場位しかなかった。焼け残った壮麗なロココ風の劇場は、演劇青年達憧れの空間。新劇も児童劇もみな「いつか三越劇場で」を合言葉に創作活動に励…
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久しぶりに神戸を歩いた。三宮から元町にむかって本通りのアーケードを歩いた。ライトに照らされて華やかな女性用ファンデーションと下着の店が次々と登場する。多く感じるのは男の視線かとすこし引いてみたのだが…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞