日記
の記事一覧
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変わり身の早さ、に於いて中国人にまさる民族はない。 三年ほど前の春、パリの中国レストランが食品取扱いの不衛生で摘発され、人気のあった中国料理店から一斉に客が逃げた。そのあと彼らがとった行動は厨房を清…
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「暴走族」「チーマー」に続く不良集団の新しいカテゴリー、それが「カラーギャング」だそうだ。 黒ギャング、青ギャング、白ギャング、赤ギャング、…カラフルでファッショナブルな集団と思いきや、実態はまった…
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情報化社会というのは、不思議なものが流行る。 あちこちから自然発生風に集まり、無意味な行動またはアクションを共に実行したのち、無意味な目的を達成すると、即座に解散あちこちに散っていく。 今日ほどイン…
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何気なくクルマを走らせながらスピーカーから流れる音声に耳を貸していた。 電波はabnステーションだった。テレビ朝日の社友としては、漠然と地元の系列局を聞くことがある。中継のテーマは長野城山公園の桜中…
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普通の人々が、社の醸造蔵にこもって、どぶろく造りをする。 税金泥棒の財務省からお許しを得て、お神酒の自家醸造をいる神社は全国に43社あるそうだ。 いずれもが昔からのシキタリで造っていたので、政府が後…
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「女将」という響きは耳に心地いい。女将にはマイナスのイメージがないからだ。 成熟した女性の心使いの代名詞にも思える。女将が全部心得ているから、とか、女将に任せておけば大丈夫、とか、女将がなんとかして…
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神戸元町へいくとシアワセになる。 元祖バームクーヘンの老舗があるからだ。二階のティールームでいただくバームクーヘンは、東京のデパ地下で買い求めるバームクーヘンに較べ、遥かに美味しく感じる。 気分でし…
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今年も都をどりの季節がきた。桜の便りと共に京都に心が飛ぶ。 明治5年から、第二次世界大戦のため6年の休演をはさんで、141回に及ぶ京都祇園町の都をどりだ。 ショウ構成は偉大なるマンネリズムで、「ミヤ…
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”大工町寺町米町仏町老母買ふ町あらずや つばめよ” ”情死ありし川の瀬音をききながら 毛深き桃を剥き終わるなり” 寺山修司が亡くなってもう幾年月経った…
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咲く桜あり、散る桜あり…今年の桜便りは乱れている。 四季の移り変わりと共に花をめでる日本人のライフスタイルが、誰かの呪いで壊されているとしか考えようがない。むかしの花は漢字で咲いた。それがいつしか平…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞