日記
の記事一覧
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少年期「地下鉄」ときくとワクワクした。 国鉄(いまのJR)は、どことなく事務的であったし、遠くに行かねばならないその為に乗るといった目的感が大きくて子供心に夢がなかった。路面電車はそこらじゅうを走っ…
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会場内が静かに暗転する。 シンセサイザーがシンプルなリズムを刻む。とやや会場に光がもどって、ランウェイが浮かぶ。そこに空を切って登場したのは、ドローンの戦列、いっていの間隔を保ち、高さをたもって見事…
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ピョンチャン五輪女子フィギュアスケートの最終戦をみた。 修造の大騒ぎする日本のフィギュア女子は、あまりにも餓鬼っぽくて見る気になれないのだが、ロシアの凄さは見るべきという友人の勧めで、テレビの前にす…
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江戸っ子には昔から言葉で遊ぶという楽しみがあった。 寄席の笑いも、お座敷での幇間の笑いも、みな色々な言葉遊びから成り立っていた。江戸っ子は互いにそうした笑いで暮らしの隙間をうめ、人生をたのしんでいた…
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平昌五輪の収穫といえば、間違いなく「羽生結弦」と「小平奈緒」ではなかろうか。 この二人にみる人柄と、内在するスポーツとの距離は実に素晴らしかった。自己顕示欲のかたまりのような選手が圧倒的に多いなかで…
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二月という月は、制服業者にとって最後の追い込み月になる。ほとんどの制服は前年の秋には決定しているので、あとは個人に対して周辺付属のグッズ消費促進を企てるのみだ。 自衛隊、警察、消防などの制服は、何時…
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奥多摩の青梅という街はおもしろい。 昭和がいっぱいに詰まっている。JRの青梅駅に降り立てば、まず懐かしの映画看板が出迎えてくれる。町を歩けば原節子に会えるし、笠智衆にもあえる。そのうえジョン・ウエイ…
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ようやく5月パリ展の作品、フォト・プリントが完成した。 といっても手元でプリントができる訳もなく、東京両国忠臣蔵のあの吉良邸あとに建つフレーム・マンなる巨大写真工房の皆さんの協力でできた。この工房の…
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秋篠宮家真子さまと小室圭さんの婚約延期事件をみて、この若者たちのあぶなっこさがつくづくとわかる。 真子さまはこの結婚によって臣籍降下されるのだが、だからといって将来天皇になられるかもしれない弟君の姉…
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人間から思考力を奪い、馬鹿をつくるには「スポーツ」と「セックス」にまさるものはない。と堂々と発言したのは、第二次世界大戦で日本を占領した連合軍のマッカーサー司令部だった。 素直な日本人は天皇制さえ守…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞