Kazuhiko Hoshino
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ヘンリー王子の暴露本「スペア」の一部を覗いただけで、その暗愚な脳ミソに呆れた。 王族だからこそ王様のスペアの立場を認識し、自らを律することが義務となるのだが、その辺の認識の甘さが気になる。これでは兄…
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帝劇文芸部にいた頃の昼飯は、有楽町ガード下の定食屋だった。 六本木では俳優座前の外食券食堂だった。いづれもコスパに優れた町食堂だった。 ディナーのフレンチやイタリアン、料亭とは全く違う素朴な日常があ…
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花街には「正月の櫓くぐり」と呼ばれる風習がある。 七草粥までに櫓の上がっている芝居小屋に足を運び、歌舞伎を見なければならない、ということだ。 舞の腕を上げるための呪術のようなものだが、ここ3年中国コ…
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元旦を迎えるとほとんど何も考えずに「おめでとう御座います」と挨拶してきた。 今年もどうぞ宜しくお願いします。 日本を威嚇している習近平に言っているわけではない。 ウクライナを侵犯し、核使用をちらつか…
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大晦日の仕事で一番大事なものはカレンダーのチェンジと松飾と干支の人形をとりかえること。 それに大掃除と不要物の処分…これが我が家に於ける男性の仕事である。 暮れになるとあちこちから電話が掛かる。「ご…
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「バカと無知」という本が売れている。 コンテンツを見ると、 ■バカは自分がバカであることに気づいていない ■日本人の3人に1人は日本語が読めない ■やっぱり「愛は地球を救わない」 ……他 とある。…
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近頃の出版物のなかで出色のタイトルが、高山正之氏のそれである。 「新聞は嘘をつく」ならあたり前だが「偉そうに嘘をつく」で明らかにリアルな現実が伝わってくる。 新聞の偉そうなのは今に始まったことではな…
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「先生!! 子ども産んであげようか」 いきなりそう言われ困惑したことがある。 健康な体と美しい顔をもつ若い女性であった。彼女は子どものいない筆者をみて、無邪気に言葉を発したのだが、そんなことみだりに…
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犯人は広尾の女親分である。 銀座のアスター本店の総料理長が変わったので、試食会をやるから出てこい、というお達しだった。 事前にいろいろとご案内を頂いていたのだが、状況をまったく把握できないまま当日を…
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いまイギリスで流行っているもの…… それは愛されるゲリラ活動、「ゲリラ・ガーデニング」だそうだ。 公共の公園であっても人の都合、予算の都合で荒れ放題、こうした公園をめがけてシードボム(植物の種子を集…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞