Kazuhiko Hoshino
の記事一覧
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時として29才で早逝した中原中也の詩が沁みてくる。 生い立ちの歌幼年時 私の上に降る雪は 真綿のやうでありました少年時 私の上に降る雪は 霙(みぞれ)のやうでありました十七 ー 十九…
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中国人による爆買いのためすっかり忘れられているのが、おかしな土産物たちだ。 使い道のないへんなものを買っていく人たちも結構多いときいた。 何年もまえから、合羽橋の食品サンプルはベストテンに入っていた…
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143回続いている京都祇園甲部の「都をどり」が間もなく始まる。四月一日から三十日まで、一日四回 計百二十回公演である。毎年この公演を百五十年近く続けてきた祇園甲部のお師匠さん方と芸舞妓、そしてお茶屋…
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大学の学部といえば、政治経済学部、法学部、商学部、工学部、文学部 それに専門性を加えて医学部、農学部、ぐらいが、高校生の明日にかける選択肢だった。 基本的な知識学問を学ぶのが大学だつた。 いつの頃か…
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史上最大の優勝をなしとげ、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの横綱・白鵬のはずだが、とにかく評判が悪い。 傲慢だ、無礼だ、あの男はなにを考えているのか、の大合唱。数多いモンゴル力士のなかでも、真摯な努力家と言…
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テレビでは盛んにクルマの自動運転の宣伝をしている。 近未来においては、人間の注意力よりセンサーによる監視能力が勝るので、クルマに乗ったら目的地を告げるだけで、下手な運転の必要なしというのだ。 ロボッ…
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なぜこんな総理大臣を選んでしまったのか。 なぜこんな大臣を選んでしまったのか。 なぜこんな代議士をえらんでしまったのか。 現在の選挙制度のまえでは、民衆はいつもいらいらさせられる。直接に選んだ代議士…
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深夜のテレビドラマはまず見ない。深夜のドラマ枠には予算がつかない。そのためどうしても二流三流の役者で我慢しなければならない。深夜ということもあり、無理矢理エロ路線に走ってスタッフのストレスを解消する…
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ル・テアトル銀座、シアタートップス、アトリエ・フォンテーヌ、シアター・アップル、前進座劇場、新宿コマ劇場、青山円形劇場、青山劇場、サザン・シアター…… 最近に閉鎖した劇場、ないしは今年中に姿を消す東…
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北陸新幹線が通って、長野と軽井沢間の客が80パーセント増えたと言って喜んでいるが、むなしい喜び方だ。 金澤にある文化が近かずいたことこそが、最大の喜びではないだろうか。長野や軽井沢には存在しない歴史…
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞