だらしない女優たちの「でき婚」

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 最近ブライダル・ショーの打ち合わせに立ち会った。
 若いお嫁さんの二人に1人はお腹が大きくなっているそうだ。そのためお腹を圧迫しないウェディング・ドレスをふやしたり、内掛けのしたの帯結びをゆるめたり、いろいろの工夫があるらしい。
 その上、驚いたことに「おめでた婚」と呼ぶ。「できちゃった婚」にはいささかの言い訳があるが、「おめでた婚」にはまったくない。はしたないとか、恥ずかしいといった感情は持ち合わせていない。婚前交渉あたりまえ、堂々とセックス・フリーを宣言している。
 プロ意識の欠落した女優たち、女歌手も圧倒的に「でき婚」が多い。
 加護亜依、吉川ひなの、木村カエラ、加藤ローサ、MEGUMI、サエコ、七瀬なつみ、吉岡美穂、土屋アンナ、安達祐美、知念里奈、石川亜沙美、倖田来未、広末涼子、奥菜恵、飯田圭織、喜多嶋舞、…数え上げたら切のないほどでき婚タレントがいる。
 ミス・キャンパスだったり、原宿で声をかけられて女優になりました程度だから、生業としての思い込みはないし、向上心もないから、有名になってチァヤホヤされたらそれでいい。すべてが腰掛感覚のバイトだから、仕事よりセックス、仕事より結婚なのだ。
 あきれたのは黒木メイサ、全国紙の広告欄で未来形スポーツ・カーのよこで颯爽とポーズしている。その新聞のとなりの新聞では、赤西某とのでき婚報道、それもアメリカへいって彼のツアーに同行するという。責任感皆無。羞恥心ゼロ。振り回される代理店も情けない。
 「美人に品行方正はない」昔の人の言葉はなかなかに含蓄がある。
 


コメント

1件のフィードバック

  1. 「美人に品行方正はない」含蓄のあるお言葉、教訓的座右の銘にさせて頂きます。
     そういえば、思い当たる事項が多々あります。
     美人故に、品行方正に成れなかった事情があったのでしょう。
    きっと、普通の人には分からない、特殊な世界の事情を知ってそれを利用する男達の世界も、またあるのかもしれません。

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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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