今日は赤の皮パンに黒シャツ、昨日は緑のパンツに黄シャツ、一昨日は黄色のパンツに…、その前はピンクのパンツに白シャツ、その前の前はブルーのパンツに…貴方は何時からファッション・ボーイになったのか。若いからある程度ファッションを楽しむのは結構だが、ファッション・モデルよろしく毎日毎日衣装替えして、今日も「我慢のゴルフでした」ではファンは納得しない。池田雄太や金庚泰のほうがはるかに紳士のスタイルかもしれない。紳士のスポーツならばもうすこし紳士の装いを見習ったらいいだろう。
それにアンバランスの奇妙なヘアスタイルもいただけない。なんでも奇をてらえばいい、といった感覚の下品なカット、宮根屋までもあの髪でバランス崩したんと違う、とへんなダジャレをとばしていた。遼君はお笑いでもジャニーズでもない。若さには素直なマンマ・スタイルが一番よく似合う。小細工を弄すれば弄するほど、厚塗りのホスト・スタイルになってしまい安っぽくなる。本人が考えてそうしているのなら本人の感性をより品性のあるものにしなければならないし、スタイリストがついているのならそのスタイリストを首にしなければならない。
それに最近の話題はすべて金、金、金、賞金王は逃したがこの次は、とか後バーディ三つで三千万とか下品きわまりない。金の話より技術の話をしませんか位の事を云えないのか。紳士のスポーツとしてこの辺で再構築しないと、気が付いたらダーティ・スポーツになっていた、ということだって有り得る。それに彼は競技中上手くいくといちいちガッツポーズをするが、これも紳士にあるまじき行為だ。ともにラウンドしている相手に失礼だという教育は受けていないようだ。
ゴルフ芸人。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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