ビキニでお酒を。

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 キャバクラの話ではない。先月オープンのバーチャル酒店のことだ。酒の種類は当然のごとくサントリーからドンペリ、泡盛まで揃っている。それに何故ビキニなのかが判らない。通販とビキニの関係が普通の理解を超えた「ビキニ酒店」とは恐れ入る。ラスベガスあたりにある怪しげな商売を連想させるが、ホームページをたどるとオハイオ生まれのアメリカ人の経営としれた。酒と女が好きだから始めたというのだが、ネット上で今日の店員なるビキニ娘が可愛いエプロンをして笑顔ヲ振り撒く。その日お買い上げのアルコールにビキニ店員スペシャル・ムービーがつく。商品が届くとさらに濃密なスペシャル・ムービーが付いてくるという仕掛け。酒を飲みながら女子のビキニを楽しんでほしい、という助平な男たちに向けた下品な商売なのだ。ビキニ店員一覧をよく見ると、自称グラドルとかAV女優まがいのBC級ばかりだが、「ビキニ酒店」というストレートな名前に惹かれてか、一日に二万件から三万件のアクセスがあるという。一本かっても百本買っても送料はすべて500円というのは嬉しい。そのうち男のヌードが付いた女性化粧品店開店の噂が立つかもしれない。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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