「不器用な男の人を見ると、ついキュンとして支えてあげたくなります。デートをするなら、緑の多いところへドライブに行きたいですね。」西川史子というタカピーな女医ブームに触発されて、ココロとカラダの特効薬よろしく美しい女医さんのグラビア連載頁が眼につく。女医先生の秘密のカルテなどという如何にものコラムがあり、かつてのアイドルの身上調書よろしく、好きな食べ物、好きな映画、好きな言葉と並んで出没スポット、スリーサイズなどがあるが、おおむね答えは「測ったことがありません」と清らかなお答えだ。そうした女医さん、看護師、薬剤師などをターゲットに、スタイリッシュな白衣が発表された。ケーシー型白衣をさらに女性っぽくアレンジした「チビエリケーシー」という。ポイントはいま注目の小さなテーラーカラー、ウェストを強調しヒップにかけて広がっているAラインの白衣なのだ。がいまひとつしっくりしない。女医さんが身体のラインを強調してどうするねん。小市民が期待する美しい女医先生がキャバクラ嬢にみえたら、熱があがって病状悪化を招くやろ。という訳でファッション白衣反対の声でした。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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