作ってあげたい彼ごはん!

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 女性の六割以上が経験済みだという彼ごはん。「彼の胃袋をつかむのが恋の近道」とは、昔から言い古されてきたことだが、近頃の簡易化した食生活のなかでも、恋の強力兵器は「美味い彼ごはん」をおいて他にない。2007年8月宝島社から出版された「作ってあげたい彼ごはん」がブームのきっかけとなり、ついに130万部を突破した。「煮込みハンバーグ」「肉入りコロッケ」「土鍋ごはん」この三点セットで落ちない男はいないという。さらに安全弁としてオムライスと肉じゃがを用意しておけばバッチリというのだが、近頃ではシュチエーション別に記念日ごはん、誕生日ごはん、FKごはん、ときめ細かさが要求されている。レシピは必ず二人前、元彼と復活したり、婚活大成功だったり、「恋めし」「彼ごはん」は大活躍だ。我々世代になると不可思議なラタティーユなど作られるより由緒正しい「卵かけごはん」のほうが、はるかに嬉しい。しっかりと立ったご飯に味噌汁、漬物、盛りあがった黄身のたまごは至福の朝ごはんである。岡山の美咲町では、町おこしに「卵かけごはん」を採用、このごはんを食べに近隣から老若男女が押し寄せているという。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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