ノリぶっく・ノリすとらっぷ・ノリかっぷ・ノリたおる…デビュー間もない歌手の通販グッずが売り切れで手にはいらない。ポップスの甘さとクラシツクの力強さを併せ持つた札幌生まれの26才。 握手会にはアラサーからアラカンまで大人の女性が殺到する。どの曲もバラードはポップス調で、サビからクラシック・スタイルにかわる。その声の変わり目で女性を悩殺、子宮がうずくというファンもいるそうだ。ホストではない、れつきとした武蔵野音大の卒業で、いやしの王子様と呼ばれる「藤沢ノリマサ」。彼は自分のうたを「ポップス・オペラ」となずけ、東京ミッドタウンのデビュー前夜祭には1000人のファンが集まり、「可愛いい」「素敵」の大合唱だったそうだ。うしろにはしたたかなプロモーターがひかえているに相違ないが、軽い映像時代に出るべくして、でてきたキャラクターではある。「ジャンニ・スキツキ」も「イーゴリ公」も大売り出しの小道具と化し、フィギィアー・スケートの伴奏曲なみに売れるという嬉しいような困った現象が、大不況レコード業界の延命剤になつている。はたして「すべてはハッピーエンドに繋がるか」。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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