小沢一郎辞任から民主党代表選出のプロセスで、一番不愉快だったのは古館やらミノモンタといったワイド・ショウの司会者が、正義の味方ぶって、「説明責任、説明責任」と連呼することだった。
何十倍の金をあつめて自民党に流している国民協会のことは棚上げし、西松西松とわめく。この人たちは今日の社会で政治活動をするにはどれだけの金がいるか全くわかっていない。議会報ひとつ送るのも、幾人もの秘書をかかえ、常在戦場の活動をするにも何億もの金がかかる。ましてや党首の立場であれば、尚更であろう。想像力の欠如ははなはだしい。近頃PTAのお母さん方の発言がやたら活発で、先生達が委縮し教育現場の責任から逃げる傾向にあるとか、それとこれとは違うかもしれないが、あまりに耳障りのいい言葉に加担しすぎて窮屈になり、結果自分の首を絞めることのないようにご注意だ。2チャンネルでは、マスコミといわずに、「マスゴミ」とよんで盛り上がっているやに聞くが、けだし名言である。政治哲学ひとつ無いテレビ屋風情は、半歩ひいて言葉を発してこそ大衆の支持をえられる。おごった司会者よ画面から去れ。
マスゴミの「説明責任」
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日（旧NETテレビ）制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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