黒にこだわる。

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 自然が溢れている軽井沢で、春になると身の回りの色彩が気になって来る。緑と一言にいってもこんなに沢山のみどりがあることを、目の前に突きつけられると、絵を書かない僕でも色を考えずにはいられない。
今の離山の事務所を設けるときも、まず空間の基調色を決めるところから始まった。港北のイケアにいって赤と黒のデスクを求めた。書棚も骨太の黒と赤だ。4メートルのミーテイング・テーブルは黒。椅子はニトリの赤黒のデスク・チェアが結構いける。パソコンはQosmioの黒が深く、プリンターはEPSONの901Aが品のいい黒だ。電気ジャーも±0のブラック、オイル・ヒーターはアラジンの最新ブラック、トイレのロール紙、ティッシュに至るまで黒はあったのだが、これは気持ち悪いとか、黒い紙では拭けないとかいわれ、不評だったので撤退している。という訳でオフィスは、黒の基調色に赤のアクセント・カラー、後はガラスと白い壁面でなんとかまとまった。さてこの後は文房具である。意欲を喚起してくれる黒いペンがいい。クリップは随分さがしてドイツ製のarlacにたどりついた。鋏もホッチキスもPLUSの黒が気に入っている。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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