企業スポーツが次々と姿を消している。西武のアイスホッケーも、オンワードのフットボールも廃部になった。企業の顔としてのスポーツをすべて否定する訳ではないが、片方で職を失っている人々が何十万と発生している時スポーツに金を使う訳にもいかないだろう。
四半世紀前までアマ・スポーツのルールは厳密にまもられ、企業から金銭を貰い広告塔になることなどは、想像もつかないことだった。世の中の商業化とともに、スポーツは拝金主義に染まり、麻薬に染まり、堕落していった。
全国一になったとメディアを沸かした佐久長聖のマラソンも走る広告塔であることがみえみえで、次はゴルフ部をつくりマスターズをめざしますと云われても、「ああそうですか、教育者がまた金まみれになって高校生を利用するのですね。」としか答えようがない。いっそこの世界不況を利用し堕落したクラブ・スポーツを全部潰したら如何。そのうえでもういちどゼロから見直し、スポーツが本来備えている清潔なカタルシスを学習しなおしたら、と考えるのは乱暴だろうか。
消える企業スポーツ
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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