G7の前にどうしても行きたかったウクライナに行けて岸田首相は本望だったのかもしれない。
そのうえ、選挙区の廣島の大シャモジも持っていけて選挙民にもアピールできて本当に満足のご様子である。
廣島の必勝大しゃもじときいて一瞬耳を疑った。
ウクライナは今プーチンの戦争によって、国民のすべてが命をかけて戦っているのだ。そこへシャモジとは、どんな感性なのか理解に苦しむ。
東京ドームで野球をやつているのではない。いつミサイルが飛んでくるかわからない時間と場所で命の戦争をしているのだ。
その昔、主婦連が「米よこせ!!」と大シヤモジに書いて国会にデモをかけていた故事が頭に浮かんだ。シャモジは縁起物と説明したようだが、ゼレンスキーにしてみれば、縁起物より砲弾が欲しい、のは馬鹿でも判る。
戦争は神頼みでは解決しない。武力と武力が激突しているのだ。世界の民主主義社会が崩壊するか、しないか、の瀬戸際がウクライナ戦争なのだ。
日本人の平和ボケはここまで来たか、と絶望的な気分に襲われた。
国家を代表する首相がこの程度の考えとは恐ろしい。誰かまわりに、それだけはお止めください、という秘書官はいなかったのか。
シャモジを担いでウクライナへいった人の国民とは、なんとも悲しい。
コメント
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
コメントを残す