「廓」すなわち「遊郭」ここで中心になるのは「吉原遊郭」です。
「廓という空間」というタイトルですが、廓の空間論ではなく、廓の文化的価値についての考察です。
現在の日本人が持っている廓についてのイメージは、おおかた大正、昭和期の遊郭についての理解が中心になっています。
江戸に於ける遊郭の位置は全く違うものでした。より社会と密接にかかわっていたし、一般町衆と共有する習俗も多々ありました。
性の問題だけでなく、吉原が創り出した江戸の文化について映像とトークで考えます。
☆廓以前の遊女たち
☆元吉原と新吉原
☆吉原の都市構造
☆花魁の階級制度
☆春画のなかの男たち
☆吉原12ケ月の通過儀礼
☆粋と張りの精神文化
☆浮世絵の果たした役割……etc
以上のような内容です。
3月19日(日) 14時 軽井沢北口東雲右入ル
Cafe 来美 ☎0267-31-5110 miss SUMIBO(要予約)
コメント
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
コメントを残す