虎ノ門ニュースが始まってから僅か7年8ケ月とか。
パリで写真撮影の日々を送っていた当時、撮影から帰ってほっとした時の友達はいつも「虎ノ門ニュース」だった。
NHKのつまらないニュースに比べて、百倍の中身を伝えてくれた。祖国の昨日今日が手にとるように伝わってきた。
ニュースが生きていた、ディヴェートする言葉が生きていた、発言するキャラクターがそれぞれに信念をもって発していた。
そこには芸能志向のテレビ芸者の発言ではない本物の言葉があった。
その虎ノ門ニュースが終わるとは悲しい。
親会社の都合とはいえ、このコンテンツごと他のスポンサーが買い取って続けられないものか。
こうした政治専門家たちの集まった番組こそが、大衆の考える糧になるのだ。
桜井よしこ、有本香、大高未貴、田北真樹子、飯山 陽などの女性陣、百田尚樹、須田慎一郎、藤井厳喜、竹田恒泰、らの男性陣もそれぞれのスタンスが面白くニュース番組としては最高の密度をたもっていた。
亡き安倍首相がニュースマスコミの世界から唯一虎ノ門ニュースの出演陣を、共に桜を見る会に招いたのは、けだし当然と思えた。
さて明日からは、何をみたらいいのだろう。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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