森口瑤子が瑞々しい

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“ 風花へ しゅぱん しゅぱんと ゴム鉄ぽう  森口瑤子 2021冬麗戦大賞
 素直で瑞々しい感覚があふれている。いかにも森口瑤子らしく鼻のあたまを赤くして、降り始めた雪ん子に向かってゴム鉄砲をうっている情景が浮かぶ。
 このところ夏木先生のプレバトも空気がよどんできた。夏木好みに媚びる作品、小手先の俳句風、妙に俳人を気取った作品など、そろそろこの番組も退け時かとおもわれていたが、さすがの夏木先生、小気味よくウタヨミの原点にもどした。
 名人梅沢冨美男も、鬼才東国原英夫も、中田喜子もハッと気がついて、拍手を贈ったことだろう。
 スプレー・アートも新しい才能が登場してきて嬉しい。日向坂の高校生が見事第一席になったが、カタログ風なタッチが気になった。伊豆急のホームという環境を生かした研ナオコのデフォルメされた顔が秀逸だった。
 伊豆に春便りがきたころ、稲取、下田にスプレイ・アートを見にいきたい。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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