大坂なおみの常識を問う

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「大坂なおみ選手は素晴らしい。彼女の想いは私にも理解できるし、同じ日本人として誇りに思います。」
 東京テレビキー局の某女性司会者の発言である。ついこの間、スポーツに政治を持ち込まない、プロパカンダを許さない、だからスポーツは素晴らしいといっていたのは、何処のどなたでしたっけ。
 大坂なおみだから、黒マスクに亡くなった黒人の名前を書いたプロパカンダをしてもOKだ、というのは二律背反もはなはだしい。
 そもそも人種差別の問題は、世界中に存在する。アメリカだけに人種差別があるわけではない。日本人ですら有色人種として差別されていることを知らない司会者のアナタがオカシイ。白人のエリート層が支配するオリンピック貴族のひとにぎりの人々にコントロールされているのが、オリンピックだという事実をご存知ない。
 今回のBLMの黒人差別運動も、アメリカでは単純に人種差別運動であるとは受け止められていない。BLMは極左暴力集団であり、中国共産党の資金援助をうけて活動しているテロリストであり、大統領選挙にむけての反トランプのためのプロパカンダだというのだ。
 何年か前、韓国の選手団が反日プラカードを掲げて入場したことがあった。こうしたことを許すとスポーツ大会は収拾つかなくなる。世界中には数限りなく紛争や国家間の問題がある。日本人としては、中国の尖閣侵略や韓国のドクト占領など、怒らなければならない問題はいくらもある。韓国によるウソの慰安婦像の問題などいちいちスポーツ大会にもちだしていたら、オリンピックも各種競技のワールド選手権もメチャメチャになる。
 大阪なおみとて、テニスコートでのプロパカンダ黒マスクはすべきでない。人種差別運動はどこか異なる場でやるべきなのだ。スポーツをする人間の最低の常識ではないか。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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