日常の暮らしにじわりと浸潤してきたものに、ザブスクというライフ・スタイルがある。 モノはいらないから買わない。置く場所もないから所有したくない。必要なときに利用できればいい。
モノのない時代にはなんとか入手したかったが、今では邪魔なだけ、断捨離こそがすべての価値観に優先する。そんなライフスタイルが登場してから、人々はサブスクリプションな暮らし方のほうがずっといいと考えるようになった。
サブスクは先ず車から始まった。とくに若者たちはクルマを欲しがらない。コスパが悪い。 そこでデーラーは、税金、保険込み、定期点検付きの定額制のサブスクをはじめた。月々の金額を安く抑え、5年のって気にいったら定価からサブスク代金をひいて、譲渡するというシステムだ。
衣服に飛んだ。すべて新品で一回に3点までかりられる。毎月5.800円で何回でもかりられる。MECHAKARI メチャカリというシステムだが、人気の64ブランドが揃っていてすべて新品とあれば、まず着たいものはなんでも揃う。セットアップの美容室も16.000円のMEZONにはいればシャンプー、ブロー、ヘアケアが自由にうけられる。お土産のお花も花のサブスクに頼んでおけば、季節のコダワリ花ミックス2.800円ですべてOKである。
レンタルとも、リースとも違うこの定額制サービスは、デーラーにもユーザーにも双方にとってウィンウィンのビジネスモデルかもしれない。
奥さんのサブスクはないかなと呟いて、横から邪魔が入った。
サブスクな日々の暮らし
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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