牛肉から人工肉へ

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 代替肉、人工肉の世界が荒れている。
 動物由来の肉を食べることを止めて、植物由来の肉を食べることにしようと食の革命が起きている。
 BEYOND MEAT 人工肉を専門に製造しているカリフォルニアの会社が主役だ。商品名はビヨンド・バーガー、ビヨンド・ビーフ、ビヨンド・ソーセージ……いちばん先にとびついたのはケンタッキー・フライド・チキン、アトランタの店でビヨンド・フライドチキンを売り出した。
 米国内には宗教的な理由から動物の肉を食べない人たちがいる。
 総人口の5%が肉や魚を食べないベジタリアン、さらに肉魚に加え卵、乳製品、蜂蜜も食べない3%のビーガンがいる。こうした人たちのためニューヨーク辺りのレストランでも、ベジタリアンのためのメニュー、ビーガンのためのメニューが用意されている。
 ビヨンド・ミートは今年の5月、ナスダック市場に上場され話題をよんだ。上場初日に163%の値上がり、その後235%の高値をつけた。
 従来、ビヨンド・ミートとインポシブル・フーズの二社が苦労して開発してきた人工肉市場に大手メーカーが次々と参入してきた。
ネスレ、ケロッグ、クローガー、さらに食肉大手のタイソン・フーズなどが、市場参入してきたのだ。
 日本は世界に誇る松阪牛やら但馬牛、山形牛など手塩にかけた飼育で太平楽を決め込んでいるが、そのうちステーキチェーンやら俺のステーキあたりで、人工肉まつりなど始めたら、意外にいけるぜ、ハーブのかおりのステーキもなかなかいいもんだと、あっという間に人工肉市場ができるのではと、余計な心配をしている。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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