日本人も随分ギスギスしてきたものだと思う。
花見の会にケチをつけて追及するという野党のおばさんには、「花を愛でる」日本人の心がないのだろう。この際、内閣が新宿御苑なら、野党は飛鳥山で花見をする、ぐらいの風流心をもてば、すこしは左翼にも賛同する日本人がふえることだろう。
花見は四季に恵まれた日本人にとって、春を祝う貴重な通過儀礼だし、国家に殉じた人を供養したいひとは靖国神社で、天皇とともにのひとはお堀端で、色恋沙汰なら目黒川、単純に桜にかこつけて飲みたい人々は隅田堤でというふうに、それぞれ楽しく花見をしたらいい。
ひねくれた孤独のマスコミ人にはガード下の飲み屋が似合う。
税金を使うのが許せないのなら、内閣府の金だけでなく、政党助成金の用途にも厳しい眼をむけるべきだ。離合集散を繰り返すたびごとに何億もの金が行方不明になり、勝手に足が生えてどこかにいっている。
どうしても金を使わせたくないのなら、それこそ電通、博報堂に依頼して、同じ場所、同じ時刻に「全国おでん市」やら「日本酒大顔見世市」でも立ちあげて競わせたらいい。そこで総理盃でも立憲杯でも出して景気付けをしたらいいだろう。
日本中が花見に浮かれている間に、尖閣に国籍不明の上陸があったりして、初めて国防の重要性に気がつくのだろう。
花見の嫌いな野党のオバサン
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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