陸自のオスプレイから着陸料をとる?

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 「オスプレイ配備受け入れ・着陸料100億円」という新聞の見出しが飛び込んできた。
 あたりまえのように佐賀知事表明とある。記事を読むと、自衛隊はじめての輸送機となるオスプレイだそうだが、中国が領有権を主張する沖縄、尖閣諸島を巡る緊張を背景に、長崎陸自駐屯地に新設される陸自相浦駐屯地に新設された離島防衛専門部隊「水陸機動団」の隊員輸送を担う、と書かれている。
 自国を守るために必要なヘリの着陸料をとる。どう考えてもへんだ。
 この国を守るために、命を差し出している自衛隊の輸送用ヘリから着陸料をとるなんで、まるで民間の悪徳商取引のようだ。これでは自衛隊の士気もさがり、やってられないという気分になって当たり前だ。この国はいつからこんな情けない国になってしまったのだろう。 国防はなにもしなくていい、無手勝流でお話合いが最高の国防などと寝言をいっている無知なる国民が大手を振って歩いている。
 100億払うならと、ようやく県知事が同意した、とんでもない県知事でこの人は中国の工作員かといいたくなる。中国のミサイルも北朝鮮の核兵器もロシアのそれにも見事に関心がない。恐らくオスプレイ反対だけがきこえているのだろう。
 軍用機材としてのオスプレイには、恐らく改良の余地があるだろう。がそんなことはすべての機材にいえることで、実際に運用しながら改良を加えていくのは常識で、軍用に限らず民生用でも当たり前のことである。尖閣諸島は日々中国に侵犯されているし、北朝鮮の核ミサイル問題も一向に進展していない。
 イージス艦とイージス・アショアでとりあえずの空中戦をふせぎ、さらに敵国の離島上陸があれば、ただちに兵員を送り込んで、守りを固めなければならない。こうした日本の置かれている国際環境にたいして認識の低い人があまりにも多すぎる。憲法改正反対、オスプレイ反対、を誰よりも喜んでいるのは、ほかならぬ中国だ。
 重ねて陸自のオスプレイから、着陸料を徴収する、こんな恥ずかしい行為はただちにやめるべきだ。佐賀県知事山口祥義は日本人ではない。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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