オリンピックを機会に、スポーツに関わる人々の裏と表がみえて、なかなかに興味深い。
なんといっても元森総理大臣と小池都知事のせめぎ合いは、裏が見えないだけに見応えがあった。競技場問題では、主催は東京都とばかり宮城県まで出かけてボート場の主催を持ち掛けたり、いろいろと小賢しい立ち回りをしたが、結局ことごとく小池知事の敗北に終わった。
延長線上の豊洲、築地問題も結局あの騒動はなんだったの、といった都民不在のままの結論で、どうやらオリンピックのための取付け道路は間に合わないらしい、ということだけが、市井に伝わっている。
競技ではレスリング協会のパワハラ問題があった。
栄コーチを中心にした至学館勢力と日体大勢力のせめぎ合いという解説もあるが、レスリング協会副会長の谷岡郁子が登場するに及んで、レスリングを牽引する至学館の実情があぶりだされた。伊調選手のパワハラ問題が出発点だったにもかかわらず、相手の栄コーチではなく谷村郁子至学館学長がマスコミ相手の発言をしたことから、世間はあれ?なにか変?とおもうようになった。
オリンピック四連覇で内閣褒章をうけた選手をつかまえて、あれ伊調は選手じゃないでしょう!パワハラそのままの発言をして、そうかレスリング協会は上から下までみんなパワハラ体質なんだと納得した。
谷岡郁子の経歴をみるとハテナがいくつもつく。民主党の代議士時代には、かの鳩山由紀夫の推薦人となり、慰安婦問題ではアサヒ・ヘイトニュースの先兵となり、尖閣問題では日本が悪いと見当違いもはなはだしい左翼政治家だった。親の七光りで政治家になり、大学学長になり、副学長に吉田沙保里を据えたなんとも理解しがたい女性なのだ。
オリンピックに限らず相撲の世界もおかしなキャラクターが跋扈する。
貴乃花親方、俺は相撲協会を改革すると見栄をきって理事会に出席してもだんまりをきめこむ。内閣府に協会はおかしいと告発状を提出。折悪しく弟子の暴力がばれて、告発状はとりさげます。明日からは協会に協力して相撲道を正します。
やってること、いってること、めちゃめちゃなのだがテレビ、雑誌は貴乃花を持ち上げ、独占インタビューなどとうたって、記事や番組を垂れ流す。どうやら本人もメディアも分裂症に陥っている。
小池百合子・谷岡郁子・貴乃花・分裂症??
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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