軽井沢でさえ朝から中国人の旅行客が多い。銀座へいくと中国人の数はもっと多い。香港にも上海にも買物目当てのブランドショップは沢山あるのに、何故日本に来るのか判らない。
中国の人々はあまりタクシーに乗らない。駅前の貸自転車で街中を走り回る。 たまに相乗りの車から降りてくるのは、たいてい中国人が運転する白タクで、あちこちをまわる。
買物は中国人が経営する免税黒店で済ます。薬、健康食品、お酒、家電、欲しいものはなんでもある。日本人が入ろうとすると、ここは予約制だからと断られる。
一時銀座や秋葉の爆買いが話題をよび、大手のデパートがフロア全部に免税品を並べて商売をしたが、アッという間に店は閑古鳥がないた。
在日中国人が、日本人に儲けさせてなるものかと、あちこちに中国人専用免税ショップを作ったのだ。住宅街の目立たないところに大きな免税黒店はある。
食事も大陸沿海部の中国人経営の旅行代理店とネットワークを組んだ、中国人経営の日本料理屋で満喫する。北海道の毛ガニから大阪のたこ焼き、東京すし、静岡富士宮焼きそば、名古屋コーチン、さらに日本酒飲み比べセットまで、すべて揃っているが、どれもマズい。冷凍食品をチンしてだしているのだから当然である。若者はスーパーで弁当を買い、日本のスペシャル・ウーロン茶を手に店先のサービス・テーブルですます。
宿泊は日本のホテルは高いので、中国人のもっているマンシヨン・民泊が人気だ。
大陸の旅行代理店の手配で泊まった違法民泊と中国人経営の土産物屋、そして中国人白タク、中国人の水も漏らさぬネットワークに円はほとんど落ちなかった。
中国人による中国人のための日本旅行
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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