オスプレイが飛んでどこが悪い

by

in

オスプレイが飛んでどこが悪い
 県の防災ヘリコプターが墜落した。第一面のトップに書かれている。
 左半分にはそれより大きな活字で、オスプレイが県内を飛んだというニュースだ。日米共同訓練中だが、事前の連絡はなかったしあちこち自由に飛んでもらっては困る、ということなのだろう。県内の住民からも近所の山の上を飛んだとか、千曲川の下流方向に飛んで行ったとか迷惑情報が寄せられている。
 どこかの町の議会は、あらためてオスプレイ配備反対決議をした、と書かれている。どういう訳かオスプレイはまるで犯人あつかいである。
 日本はいま国土の防衛についてアメリカに依頼している。丸腰では現在の国際情勢をみれば、無事ではいられないこと位は、日本国民は判っている筈だから。その米軍が巨費をかけて開発したのが、オスプレイだ。
 オスプレイは垂直に離着陸する機能と、飛行スピードの速さ、航続距離において圧倒的に優れている。
CH46という従来のヘリに較べたら、行動半径は4倍以上、空中給油を一回しただけで8倍の距離を飛ぶことが出来る。
沖縄を基地とすれば、尖閣は勿論のこと、中国は上海まで、韓国のソウルまでとんでいける。倍の兵士と6倍の貨物を積んで飛行できる。災害救援にも離島防衛にも人道支援にもこんな頼もしい飛行機はない、ということ位素人でも理解できる。
反対運動の人々は事故率を上げているようだが、兵器というのは押しなべて初期はいろいろのトラブルが起きる。すべて時間とともに解決していく。実戦配備してからのオスプレイ事故率は10万時間当たり1.93回、現在使われているヘリコプターCH53Dの4.15よりもはるかに低い。騒音も従来機より6倍も静かなのだ。
 そうした客観的データーを無視して、とにかく反対反対という人たちの感情論が理解できない。
 中国は尖閣は核心的領土といい、沖縄すらも領土だと言い放っている。北朝鮮は日本の米軍基地が目標だと
ミサイルをむけている。日本人は日本の米軍基地は日本なのだ、ということが理解できていない。
 オスプレイが配備されることを最も嫌っているのは中国と北朝鮮、オスプレイ反対の人たちはひょっとして中国共産党の回し者かと疑ってしまう。
 いい加減にオスプレイ反対ごっこ、万年野党ゴッコから、メディアも庶民も卒業すべきだろう。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


カテゴリー


月別アーカイブ