混乱した現場で窃盗を働くこと、または人々が混乱しているなかで利益を得ることを、火事場泥棒と言い慣わしてきた。
アメリカ中が次期大統領にトランプ氏が選ばれ困惑するなか、いち早くニューヨーク五番街のトランプ・タワーを訪れて、「500億ドル投資と5万人の雇用創出」をぶちあげたのは、日本の孫正義社長だった。大統領選挙の折に、トランプ陣営に27億円の寄付をしたユダヤ系シェルドン・アデルソンの仲立ちだったと伝えられ、彼は日本でカジノ法案が通ったら100億ドルの投資がしたいといっている。これらの人脈が地下を通って安倍首相に通じ、先のトランプ・安倍会談でカジノ密約があったと噂されている。
さて先日のプーチン・安倍会談、そこでプーチンから提案されたのは、アジア・スーパーグリッド構想…日、露、中国、韓国の四つの国を結んだ電力網構想。既設の大型原発6っ個分に当たる水力発電所、更に建設計画のある3か所の総発電量を足してもコストは僅か1kW当り約2円、日本の平均コストの10分の1にしかならない、この厖大な電気を海底ケーブルで送電すれば、ロシアも儲かるし、日本の電気代も下がり、送電業者も濡れ手に粟の万歳なのだ。北方四島にこだわる安倍を無視した。
この提案をしたのがプーチンで、起案したのが孫正義と聞けば、日本政府のオバカぶりが浮き上がってくる。
日本は内なる孫にやられて、領土の話は、電気を買ってからと、ユダヤ的発想にやられてしまった。
奈良時代からいた火事場泥棒、江戸のころには大火の度ごとに火事場泥棒が話題になったが、今どきは東日本大震災のおりに、日本全土に太陽光発電網を設置し逼迫した電力をカバーするという名目のもと、農地山林を丸坊主にしたのが孫正義、さらにグローバル化を狙って、アメリカのトランプ騒動、プーチンの世界経済制裁と、困った事件を、すべて金儲けに転じる現代のユダヤともいうべき策士ではある。
孫正義の発想は、火事場泥棒なのか、それとも日本のユダヤというべきか、歴史に判定をゆだねるしかあるまい。
孫正義は火事場泥棒か、日本のユダヤか?
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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