「オトナ女子」という言い方が秘かに流通していると聞いた。
年齢でいえば当然のごとく40代アラフォーでなければならない。恋愛も結婚も出産も一通り経験して、女性としの成熟がある。成熟した女性を当然のこととしてオトナという概念が通用するのかもしれない。
この場合のオトナだが、知的理解力が高く主体的に生きることのできるオトナと、不道徳な面はおくびにもださず粛々と人生を楽しんでいるオトナ、いずれもオトナだから人間の多面性を理解し、判断力と選択肢によって日々を歩んでいる。決してコドモっぽいコミュニティにはまざらないという点で共通している。
タイプ別にいうと、三つに分けられる。
ひとつは鈴木砂羽、吉田羊のような積極型、家族は大事だが、もっと大事なのは自分自身、日常行動についてはまったく迷いがなく、決断力もあり、頼もしいオトナだが、いったん恋に堕ちてしまうと一直線、危険をかえりみず大胆な行動をとってしまい、結果誰にも言えない秘密をかかえこんでしまう。
第二のタイプは高岡早紀、篠原涼子のような美人だけど恋愛下手型、仕事はバリバリやるので男どもは近寄らない。自信があるので、いちどはヘンな男に引っかかってしまう。愛に不器用なのが、以外にこのタイプかもしれない。
第三は優しい系、井川遥や吉瀬美智子、女らしい優しさをいつもたたえている。サッパリとしているようだが、実はホレッぽくひとりで泣いていることも多い。人一倍寂しがり屋のオトナ女子と言えよう。
いずれにしても「オトナ女子」が増えることは大歓迎だ。オトナ男子のシアワセの場所が広がる楽しみがある。
「オトナ女子」に期待する
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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