カミングアウトした同性婚

　マツコ・デラックス、ミッツマングローブ、岩下尚史とテレビに跋扈しているオカマは多い。
　男性はかなり気楽にカミングアウトするが、女性で同性愛を告白する人はまだまだ少ない。
　昨年３月、ディズニー・シーで華やかに同性結婚式をあげたのは、東小雪と増原裕子だった。宝塚歌劇やSKDに於いてはそんなに珍しいことではない。女性ばかりの世界で互いにいたわりあい、励ましあって生きていくうちに、情がめばえても不思議ではない。
　大劇場のエレペーターの前の薄暗い空間に、春日野八千代と某現役女優がしっかりと抱き合っていた現場に遭遇したこともある。
　いちどは男性と結婚し、裏切られ家庭内DVにあって、同性愛に走った女性もいる。
　まだこの国では同性婚は認められていないのだが、それでも結婚を宣言するカップルが現れた。TBSのサンデー・ジャポンでレポーターを務めていた一ノ瀬文香(34)と日テレのウーマン・オブ・ザ・プラネットで仕事をしていた杉森茜(28)のふたりだ。お互いメディアの現場にいるので同性婚にたいする認識がいっちしたのだろう。
「ここらあたりで首輪をつけたくなった」と杉森が発言しているので、一ノ瀬はネコで杉森がオタチなのかもしれない。
　両親はしぶしぶ認めたそうだが、なにもわざわざ発表することはなかろう、との意見だったが燃える二人は「公正証書をつくり、財産分与など、結婚にまつわるすべての事柄を書面にして役所に届ける」といっているが、役所のどこが受付るのか判らない。
　同性婚にはまだまだ沢山の障害がある。