仲間由紀恵がついに結婚に踏みきった。
遠洋航海の漁師を父に、自衛官の兄をもった如何にも彼女らしい選択だった。琉球舞踊の師範でもある彼女には、結婚について浮ついたイメージはなかった。大河ドラマ「功名が辻」山内一豊の妻を演じた彼女はとうてい26歳の新人女優ではなかった。しっかりし過ぎていた。
という訳で、彼女の出演するCMにも、文科省推薦の臭いがする。国税確定申告や、最高裁裁判員制度のパブリシィティ、人畜無害なパナソニックのきれいなお姉さん、たまに頑張ってドラマ・ゴクセンなのだ。
選んだ相手も実に硬い。どうみてもマヤクや脱法ハーブには手を出しそうにない。
野球やサッカーのごとく流行りものでもない。歌舞伎役者のおこげにもならなかったし、相撲部屋にも憧れなかった。
芸能のなかでも地味な真面目なジャンルの男だ。小林稔侍などと一緒の鈍牛くらぶ所属の田中哲司、ガーデニングが趣味の182センチだ。
女優の結婚は、発表と同時にいつ別れるか、に興味が移るが、彼女にはそういった声はきこえない。興味本位のマスコミにも突っ込みどころがないのだろう。
個人的にはあのワンレンのヘアスタイルから脱皮した時、大女優への道が開けると信じている。
最近の結婚報道のなかでは、まれにみる爽やかさ、ユッキーには、心からオメデトウをいいたい。
仲間由紀恵のオメデトウについて
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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