演じすぎて嫌われる筆頭は桃井かおりだ。
「桃井かおり」の倦怠感いつぱいのべたついた演技はどこからくるのだろう。ひとつには3歳のころからクラシック・バレエをやり、イギリスのロイヤルアカデミーに学んだ自信過剰からくるのかもしれない。エーザイのCMで、世の中バカが多くて疲れません と言ったあたりに自信過剰の原点がある。彼女のCMをみると吐き気がするという主婦は多い。
演じすぎて嫌われる第二位は「檀れい」。宝塚の月組星組でトツプをつとめてきたという自負が強すぎて、テレビというメディアの特性を忘れている。サントリー金麦のCMに遺憾なく発揮されている彼女の演技力、女性たちから圧倒的に嫌われている。男性には受けがいいのだが、女性はそこにある媚を見逃さない。あざとすぎて吐き気がするというのだ。舞台俳優を長いことしてくると、必ず落ち込む穴でもあるが、もう少しお利口さんならば防げたと思うが。
演じすぎて嫌われかけているのが、かの「米倉涼子」だ。浜辺でお嬢様を演じ高笑いをするCMがあるが、この笑いがいけない。やはり5つの時からクラシックバレエをやつた顕示欲まんさいなのだ。このひとは、僅か一週間のブロードウェイ代役でもいかにもブロードウェイ女優のごとき宣伝にのるオバカなところがあるが、従者にたいする高笑いは下品このうえない。矯正した出っ歯の口を開けすぎるのだ。
慢心した女優にはいつか絶望が待っている。
演じすぎて嫌われる女優たち
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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