ゆるキャラブームが一向に収まらない。
いい年をして幼心から抜け出せない多くの庶民の具象化が、ゆるキャラに象徴されているのだろうか。
本気で世界に誇るべきは、日本のマンガと信じている人がドンドン増えて、海外の識者がかえって困っているということを、まま側聞する。
ご当地系と言われる行政が加わってのゆるキャラブームは、くまもんを頂点に行きつくところまでいってしまった。いよいよこの秋には、映画化されるというので熊本は沸いている。波及効果とか経済効果とか、現代人が大好きな金儲けの種銭になったので、そのうち日本中の駅前やら、役場前にゆるキャラの銅像が建つことだろう。
もう一つ、パチンコ系といわれるゆるキャラがある。パチンコ屋の客引きに活躍するゆるキャラだ。パチンコ系のゆるキャラはたいていプラカードも持たねばならない。本日出血大サービス、オリンピック招致記念出玉倍増など、よく判らないが景気のよさそうな看板を担いでいる。
当たったキャラは何体でも作るので、中に入るバイト不足が発生する。軽井沢のような小さな町では、役場の若手職員が入る。着ぐるみのなかに水分補給のシステムが付いてる場合はいいが、無いと一日に2.3キロはダイエットするという。ゆるキャラにとっては、子供に絡まれた時が正念場だそうだ。
いつまで続くゆるキャラブーム
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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