東海大学の逢坂文夫氏がとんでもない論文を発表した。
セレブのシンボル、高層マンションに住む33歳以上の女性の70%が、流産の経験がある、というのだ。このことは1994年に厚労省で作成された、「住居環境の妊婦に及ぼす健康影響について」のなかでもすでに公表されていた。一般的には「偏頭痛」「めまい」「平衡感覚の乱れ」「耳鳴り」「吐き気」「生理不順」などが、まま論じられているが、実は妊婦に大きな被害があり、原因は地上よりも低い気圧やデリケートな揺れなどにあり、それが自律神経系や内分泌系に影響するといわれている。
アメリカでは、高層住宅については高さ制限が設定され、フランスでも高層住宅の建設そのものが禁止されている。イギリスにいたっては4階以上の住宅での育児は禁止されている。
かって東京都の優秀演劇選考にかかわっていた頃、新宿西口のあの都庁舎のエレベーターで、耳や鼻がおかしくなったことが度々あった。原因は気圧の急激な変化いがい考えられなかった。かのニューヨークのエンパイア・ステートビルにオフィスを持っていた友人もいつも偏頭痛に悩まされていた。
土地の利用率、費用対効果ばかりが優先して、ひたすら高い住宅を作るのは、実は人間不在の原発促進となんら変わることのない恐ろしい施策なのかもしれない。ハンディキャツプの出産率の高さや、死産の原因についても、真剣に向かい合う必要があるのではないか。
セシウムで死んだ奴はいない、と暴言をはいた学者がいたが、高層住宅での流産、死産もデーターがないと
いつまでもホッタラカシのこの国である。
高層ビルに住んではいけない
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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